COMITIA141 参加レポート (追記あり: 頒布物のバグのお詫びと案内)
コミティア(COMITIA141)に参加してきました。総じて大満足でした! 今回はそのレポートです。
(2022-09-04)
遊んでくれたひと・買ってくれたひと
今回はスペースでデモプレイが遊べるようにしてみました。かなりたくさんのひとが遊んでくれて、そのうち何割かが実際に買ってくれました。もちろん(?)遊ばずにいきなり買ってくれるひともいました。
遊んでくれたひとの反応とゲームデザイン上の反省点
デモプレイを遊んでいただいているとき、ほぼすべてのひとが楽しいと言ってくれたのですが、同時に、(作者が想像するよりも)だいぶ難しいという感想が多かったです。やはりというか、もうすこし簡単めにしてもいいのではないかという反省がありました。残念ながらもう変えられないのですが、難易度に関しては事前に感じていた懸念点のひとつでもありましたので、次回作(?)に活かせたらいいなと思いました。
また、そういったフィードバックが得られたという意味では、これはオフラインのイベントに参加してよかったと思う点のひとつです。ダウンロードした体験版で遊んでもわざわざコメントしようと思わないかもしれませんし、実際にその場で遊んでいるひととのインタラクティブなやりとりというものは貴重な体験だったと思います。
作品の魅力を伝えるということ
スペースにはたくさんのひとが目を向けてくれて、そのうち何割かが立ち止まってくれて、さらにそのうち何割かがデモプレイを遊んでくれて、そのまたさらに何割かが実際に買ってくれる、という感じで、最終的に買ってくれるかどうかはともかく、常にだれかしらが興味をもってくれていました。
そう考えると、作品の魅力はそれなりに伝えられていたのかなと思います。買う買わない以前に、興味をもつ・もたない、という段階があるわけです。その興味をもつ・もたないというハードルがけっこう大きくて、スペースの設営ではそういったハードルを乗り越えるために、たとえばポスターを掲げるとかみなさんいろいろと工夫されているのだなと思いました。
当日のこと
11:00 ~ 15:00 というわずか 4 時間のことでしたが、たくさんのひとに興味をもって立ち寄っていただき、ほんとうにたくさんの経験をしました。わたしのスペースの場合、デモプレイ自体がけっこう長めだったりして、スペースに立ち止まっていただくひとりあたりの時間がけっこう長く、大繁盛というわけではないにしても、暇になることはほとんどありませんでした。
総合的な感想、オフラインのイベントに参加するということ
このご時世にオフラインのイベントに参加するというのは、いろいろと難しいものもあります。しかし得られるものは確実にあると思いました。
オンラインでダウンロード販売をしても、たしかに、商品の売買という点では代替可能かもしれません。ただ、オフラインのイベントにはひととひととの関りというものがあり、それはそう簡単には代替できるものではないのだと思います。
たとえば、容易に挙げられる例ですと、ゲームの作者が実際にプレイヤーが遊んでいる姿やリアルタイムな感想を聞くことで得られるものは多いですが、オンラインで体験版をダウンロードしても、よほど積極的なひとでもなければあえてコメントすることもないでしょう。また、活字に起こすことが難しいオフラインならではの体験というものは、ほかにもたくさんあります。
サークル参加という意味でもそうですし、一般参加でも、おそらくはそういったものはあるのだと思います。
基本的には、こういったイベントは『商品を売買する場』ではなく『お祭り』に近い存在なのだと思います。ですから逆に、『商品を売買する場』を求めてイベントに参加すると、ちょっと期待はずれに思えてしまうかもしれません。一方で、一期一会の『お祭り』としての体験を求めるのであれば、確実に楽しい時間を過ごせると思います。
そもそも、なにかをつくるという行為に、なにを求めているのでしょうか? とくにコミティアというのは、一次創作作品を頒布する場です。もし、商品をつくって売ることのみを目的とするのであれば、もっと需要のあるジャンルというのはたくさんあります。
なにかをつくるという行為を、『成果物を売って金銭的対価を得る営利行為』と『なにかをつくったりそれを共有するという過程と、ひととひととの関りを通しての体験を楽しむ営み』に分類するとして、もし後者を求めるのであれば、コミティアは確実に楽しめるイベントだと思います。
今後の予定
COMITIA142 (11 月頃), C101 (12 月頃) には参加予定です。新刊があるかどうかは未定。ひとまず既刊は頒布予定です(既刊の詳細は COMITIA141 に参加します を参照)。
ダウンロード販売・委託販売・通販等の予定は未定です。するかしないかもわかりませんし、するとしても、けっこう先になるかもしれません。あるいはもし熱烈な要望があれば早くするかもしれません。
(重要) 2022-09-04 追記 / 頒布物の起動不能バグについて
COMITIA141 のイベント終了後、頒布物に起動不能バグがあることが発覚しました。
具体的には、起動すると「ERROR 指定されたパスが見つかりません」と表示されてしまうというものです。
これはセーブデータのフォルダが存在しないことによるものです。暫定的には、「C:\Users\<user-name>\AppData\Roaming\Hijack」というフォルダを手動で作成することで起動することができます。
なお、このバグはその後のゲームの進行には影響ありません。
この場を借りてお詫びと案内をさせていただきます。